住友建機株式会社SUMITOMO

住友建機のICT施工

ICT×林業機械

もっと“スマートな林業”をめざして
林業のICT化が進んでいます

現状の林業における課題

森林施業の効率化・省力化や需要に応じた高度な木材生産を可能にするため、地理空間情報やICT、ロボット等の先端技術を活用した「スマート林業」の実現に向けた取組が必要とされています。

課題解決に向けたICT活用の取り組み

  1. 森林整備や木材生産の効率化に不可欠な施業集約化に向け、これまで紙ベースで管理されていた森林資源情報や地図情報をデジタル化して、森林GISにより一元的に管理。
  2. 現地調査を省力化するとともに森林所有者に対し、よりわかりやすい施業提案等ができるよう、航空レーザ計測、UAV等による詳細な森林情報(立木、地形情報)の把握に向けた取り組みを推進。
  • ICT:情報通信技術(Information and Communication Technology)の略。林業分野では、森林情報のクラウド化による情報共有や航空レーザ計測による樹種や材積等の林分状況把握などに活用されている。
  • GIS:地理情報システム(Geographic Information System)。森林基本図や森林計画図、森林簿といった森林の基本情報をデジタル処理し、これまで個別に管理されていた図面や帳簿を一元管理するシステム。
  • UAV:無人航空機(Unmanned aerial V

スマート林業の実現に向けて
進化し続ける住友の林業機械

グローバルスタンダードに準拠したICTソリューションを提供

基本画面(設定長さで停止/緑)

あらかじめ設定した長さをわかりやすく表示。右側の数値は木の直径を、左側の数値は木の長さを表しています。

基本画面(切断後/赤)

数値を示す画面が赤に変わり、切断が完了したことを知らせます。切断後であることから、長さの数値は0になります。

設定画面(長さ・価格)

木の長さと価格をあらかじめ設定することが可能です。

データ画面(生産)

樹種、用途、体積(直径・長さ)などの生産データを一覧表示することが可能です。

データ画面(製品の種類)

伐採地、日時、樹種、用途、長さなど、製品の種類を一覧表示することが可能です。

ダウンロードデータ(PDFファイル)

製品の種類、計量証明書、丸太材リストなどのデータを本体に保存。必要に応じてUSBメモリに保存することも可能です。

林業が重要な産業となっているスウェーデンでは、世界に先駆けてICTを取り入れた林業機械が開発されています。そんな林業大国のスウェーデンで発足しフィンランドでサポートしている材積データを管理するグローバルスタンダードが「StanForD2010(スタンフォード2010)」(Standard for Forestmachine Data and Communication)です。住友建機が提供するKESLA社の林業機械には、このスタンフォードに準拠した「プロ・ログ」を搭載。スマート林業の実現に向けて、最先端のICTソリューションを実現しています。

住友建機のKESLA社コントローラー プロ・ログ画面

スマート林業を支える住友建機の林業仕様機

SH75X 20SHmkII

SH135X 25SHmkII

SH135X 25RHSmkII

SH135X KETO 150S

SH120 PONSSE H6

現場の声に耳を傾け、より良い林業機械の開発に全力を注ぐ住友建機。ハーベスタ、プロセッサ、グラップルなどお客様の求める各種アタッチメントを豊富に取り揃えるとともに、ICT時代のスマート林業にも対応。次世代の林業を力強くバックアップします。

  • ICT:情報通信技術(Information and Communication Technology)の略。林業分野では、森林情報のクラウド化による情報共有や航空レーザ計測による樹種や材積等の林分状況把握などに活用されている。

私たちが想い描く理想の林業
スマート林業で実現する未来

現状の課題をまとめて解決!

川上>川中>川下
川上>川中>川下
ICTを活用したサプライチェーンマネジメント

航空レーザ計測等のリモートセンシング技術を活用した高精度な森林情報の把握や、クラウド技術等による情報の共有化をベースに、川上(資源段階)から川中(生産段階)、さらには川下(流通段階)に至るすべてのプロセスでの情報共有および利活用が可能に。日本の林業がめざすサプライチェーンの「見える化」と「効率化」を同時に実現し、現状の林業における課題をまとめて解決します。

林業におけるサプライチェーン

川上から川下に至る流れを円滑化することが課題解決への第一歩。ICTを活用したサプライチェーンマネジメントの最適化により、理想的なスマート林業が実現します。

  • ICT:情報通信技術(Information and Communication Technology)の略。林業分野では、森林情報のクラウド化による情報共有や航空レーザ計測による樹種や材積等の林分状況把握などに活用されている。