
千歳林業株式会社は、昭和63年(1988年)に角田義弘現相談役により、倶知安町において創業された。倶知安町は、札幌の西100Kmに位置し、近年は隣接するニセコ町とともに海外からのスキー目的の観光客が多く訪れるリゾートエリアとして注目され、外国資本によるコンドミニアムやホテルの建設ラッシュの影響で、地価上昇率が全国1位になったニュースは記憶に新しい。
創業から2年後の平成2年(1990年)に蘭越町森林組合に勤務していた栃木幸広現代表取締役が、元々組合の上司であった角田相談役の人柄や経営手腕にあこがれて入社した。入社当時の千歳林業株式会社のことを栃木社長は「入社した時は、社員も10名ほどで、まだ高性能林業機械もなく、広葉樹中心で年間素材生産量も10,000㎥程度だったと思います。」
その後社業は、白老出張所を開設して、人員も増え、仕事のエリアを広げ、順調に発展してきましたが、「平成13年(2001年)に初めて導入した1台の高性能林業機械が一番大きな転機になりました。」と語られる。