住友建機株式会社SUMITOMO

レンタルのニッケン(東京都)

お客様の「困った」
の声に応えるために」

日本でも有数のレンタル会社として、お客様の困っている声に応える

 昭和42年に栃木県足利市で建設機械のレンタル会社として創業された同社は、創業者の企業理念であったお客様の「困った」の声に応えることで、建設機械のレンタルを核として、社業の発展を続け今や全国に1支社、16支店を始めとして計238拠点を構える日本でも有数のレンタル会社に成長した。
 そんな成功、発展の秘訣を、三山大八代表取締役社長にお伺いした。
 「創業当時から、現場で働くお客様の困ったの声に応えるため、弊社の姿勢は一貫してきました。お客様とお話しして、最適な機械を提供する。また、世の中にない機械は独自で開発する。厳しい品質管理を徹底しお客様の安心安全を最優先で追求する。機械のメンテナンスは専門資格を持った社員があたり、同じ故障は起こさない。そして、50年間培ってきたお客様への思いや仕事への姿勢、技術力やノウハウが評価され、活躍の場が今日では様々な分野に広がってきています。建設にはじまり、土木、林業、鉄道、造船、製鉄、空港、災害復興、各種イベントなど様々な専門分野の様々な現場に対応するため6800種類、90万点に及ぶ商品が使用され活躍しています。常に新たなレンタル需要を創造してお客様の困ったにお応えしたいと考えています。」
 

お客様にご利用していただくからこそ機械の全てをマスターする

 同社の様々な分野でのご活躍の中でも、特に注目したいのは林業分野への取り組みである。
 住友建機の機械を選定いただいたことなども含めてお話しいただいた。
 「弊社が林業機械を扱って10年足らず、今はまだお客様を知る段階だと思っています。機械選定に関しては、住友建機が早くから林業分野に取組んでいて、ノウハウがしっかりと蓄積され、ベースの機械にも反映されていると感じました。また、KESLAのアタッチメントは高評価です。現在高性能林業機械は、全国に約500台配備し、お客様にご利用いただいています。また、研究のため、創業地に近い群馬県の森林をお借りして、そこで実際に高性能林業機械を使い社員研修を実施して機械の全てをマスターしています。お客様の気持ちになって機械を使ってこそ、お客様目線のレンタル商品のご提供を可能にすると考えるからです。」
 後日、三山社長のお話しにあったニッケンの林業研修センターを訪問して同社産業レンタル事業部林業部の青葉部長にご案内いただいた。
 「2014年9月に、ニッケンの林業に関係するすべての社員が、森林整備の実体験を通して、説得力のある営業、機械メンテナンスができるようにと考え開設しました。この研修センターの広さは、4.6ha。ここで月に1回、外部より講師を招いて林業の基本を体験しています。開設以来2年間で約150名が研修を受けました。掘削機での道作りやチェーンソーでの伐倒や玉切り、枝払い、森林でのフォワーダ走行など多くの社員にとって初めての経験でした。レンタルの新商品も、ここで使用体験、試乗体験をしています。その経験があるからこそお客様に安心してご利用いただけると確信しています。」

●レポート 直轄営業部   鈴木 大輔