
平成24年、山陽商事は、関連企業である前田林業を吸収し、事業継承のためフォレスト・デザイン事業部を立ち上げた。
事業部の主な業務は、津山市周辺での素材生産事業、タワーヤーダ等林業機械の輸入販売、林業用安全作業用品の輸入販売などである。
林業を“3K”では無く“3S”『Safe安全で、Stylishかっこ良く、Strong力強い』仕事にしたいという思いが事業部のネーミングから感じとれる。事業の健全な発展や、それを支える雇用確保のために、多くの企業が労働環境の改善や機械化の推進などで“3K”の解消に努めている。
高性能林業機械や安全靴の普及で“3K”の「キツイ、キケン」はある程度解消されてきたが「キタナイ」の解消はまだ困難な課題のようだ。しかし、山陽商事の販売するウエアなどの安全用品に一つの答えが有るように思えた。
チェーンソープロテクションシリーズなどは、特化された作業着として高い防護性を備えているとともに配色やスタイルなどのデザイン性が一般的な日本製品と全く違う。
そのためスタイリッシュなウエアを着て働く山陽商事の社員の人達が、とにかくかっこいい。
汗や木屑や泥で汚れていても、まるで外国映画を見ているようで、男らしく美しく感じられる。
ウエアひとつに“3S”すべての要素が詰め込まれた印象を受ける。
3Kの解消をウエアに着目されたのは、女性社長ならではの目線だろうが、同時に前述したように林業機械の輸入販売を手がけられている林業のプロフェッショナルとしての視点を持っておられことを忘れてはならない。
お話を聞いていても、豊富な情報量と林業機械の造詣の深さにはいつも驚かされる。そんな前田社長が、自社林の保育のみであった林業を脱却して、すべての業務を自社でまかなうために機械化を進められた時、プロが選ぶプロの機械として住友のSH125X-3 KESLA560SHやSH75X-3BMGで揃えていただいたことには感謝するばかりだ。