住友建機株式会社SUMITOMO

「アスファルトフィニッシャ自動ステアリング・スクリード 伸縮装置 ASTRA 1.0 アストラ)」の発売について

2025年6月16日

住友建機株式会社は、「自動ステアリング・スクリード伸縮装置 ASTRA(アストラ)1.0」をオプション装着した新型アスファルトフィニッシャを6月18日に発売します。

本装置は日本道路株式会社様と共同開発し、2023年に開催された「建設・測量生産性向上展(CSPI・EXPO)」にてデモンストレーションを行い、その後実際の舗装施工現場で実地試験を重ね、今回の発売に至りました。

ASTRAは生産性・安全性・舗装品質の向上を目指す住友建機の「舗装現場の自動化技術」のペットネームです。その第1弾として施工時のアスファルトフィニッシャオペレータの省力化を実現する自動ステアリング・スクリード伸縮装置が「ASTRA 1.0」です。

「ASTRA1.0」は、アスファルトフィニッシャの左右に取り付けられたステレオカメラを用い、舗装現場に設置された型枠や切削面、縁石等の構造物の段差を検知する事で道路形状を認識し、それを目標としてステアリング操作とスクリード伸縮操作による舗装幅の調整を自動で行います。既存のICT舗装装置のような3D測器や設計データは不要で、且つ、現場で機器を装着してすぐに舗装が始められる自動装置です。

1.製品の主な特長

① 施工現場の生産性を向上
ステアリング操作とスクリード伸縮操作による舗装幅の調整を自動で行うことで、オペレータの作業負担を大幅に軽減します。オペレータは他の作業や操作に集中でき、舗装品質や安全性の向上に加え省力化や生産性の向上に大きく寄与します。

② 簡易な操作性
複雑な機器の取付けや現場ごとのキャリブレーションは基本的に不要で、基本操作もスイッチのON/OFFのみです。機械操作の経験が少ないオペレータでも操作が容易で、人手不足の解消にも寄与します。手動操作による微調整も可能となっており、利便性と正確性を両立しています。

③ 汎用性の高さ
型枠、縁石、切削面、ホットジョイントなど、舗装端に段差さえあれば殆どの舗装現場で使用が可能です。また、3D測器のような舗装途中の設置替えも不要な為、長い距離の舗装にも手間なく対応可能で、多様な現場で活用出来る汎用性の高い装置です。

2.発売時期

2025年6月18日

3.販売価格

7,680~8,100万円(ASTRA1.0オプション付本体税別価格)
※本体仕様により価格は異なります。
※ASTRA1.0単体での販売、既存本体への後付けはできません。

4.販売目標台数

年間20台

5.問い合わせ先

住友建機販売(株)営業企画部 TEL :050-9001-6446