住友建機株式会社は、「自動ステアリング・スクリード伸縮装置 ASTRA(アストラ)1.0」をオプション装着した新型アスファルトフィニッシャを6月18日に発売します。
本装置は日本道路株式会社様と共同開発し、2023年に開催された「建設・測量生産性向上展(CSPI・EXPO)」にてデモンストレーションを行い、その後実際の舗装施工現場で実地試験を重ね、今回の発売に至りました。
ASTRAは生産性・安全性・舗装品質の向上を目指す住友建機の「舗装現場の自動化技術」のペットネームです。その第1弾として施工時のアスファルトフィニッシャオペレータの省力化を実現する自動ステアリング・スクリード伸縮装置が「ASTRA 1.0」です。
「ASTRA1.0」は、アスファルトフィニッシャの左右に取り付けられたステレオカメラを用い、舗装現場に設置された型枠や切削面、縁石等の構造物の段差を検知する事で道路形状を認識し、それを目標としてステアリング操作とスクリード伸縮操作による舗装幅の調整を自動で行います。既存のICT舗装装置のような3D測器や設計データは不要で、且つ、現場で機器を装着してすぐに舗装が始められる自動装置です。