住友建機株式会社は、特定特殊自動車排出ガス規制2014年基準に適合した、新型マテリアルハンドリング機SH120LC-7MH並びにSH120LC-7ECを発売します。
マテリアルハンドリング機は油圧ショベルにグラップル(非鉄金属用)を装着することで、大量のスクラップを短時間に効率良く扱うことが出来る機械です。SH120-7をベースマシーンとしたこの新型マテリアルハンドリング機は、旋回持上げ性能を10%向上させ、キャブは作業状態が見やすいようにエレベーター式に昇降し最適な作業ポジションを得られるほか、作業中も揺れを抑えるように設計されるなど、作業性能、安全性能を見直した最新の機能を搭載しています。
SH120LC-7MHはエレベーターキャブと、作業半径を長くするためのロングブームを採用、より遠くのものをつかむことが可能です。ECはエレベーターキャブを採用しています。
新型SH120LC-7マテリアルハンドリング機の発売について
2018年7月23日
1. 製品の主な特徴
基本性能
- 作業性をあらわす旋回持上げ性能を10%向上しました。
- 標準機に比べ作業半径を1000mm大きくより遠くまで作業可能です。
作業性能
- CAVIS(キャブアンチバイブレーションインテリジェントシステム)により、起動、停止時のショックを軽減しキャブの揺れを防止。オペレータの疲労が軽減され作業性の向上に寄与します。
- 新システムの採用により、干渉防止停止距離を改善。これにより、従来機に比べ実作業範囲を最大900mm拡大しました。
安全性能
- 当社独自のFVM(フィールドビューモニター)を標準装備。270度の広角と上空からの俯瞰画像により安全確認が容易にできます。カメラは切替が可能で夜間も見やすいモニター画像を実現しています。
- キャブ干渉防止機能、エレベータキャブ落下防止弁、エレベータキャブ緊急降下装置、大型アンダービューミラーを標準装備し、安全性を強化しています。
2. 発売時期
2018年7月
3. 製品仕様
SH120LC-7MH | SH120LC-7EC | |||
---|---|---|---|---|
ロングブーム | 標準ブーム | |||
運転質量 | kg | 16200 ※1 | 15900 ※1 | |
定格出力 | kw/min-1 | 76.4/2000 | 76.4/2000 | |
作業範囲 | 最大作業半径 | mm | 8100 ※2 | 7110 ※2 |
最大作業高さ | mm | 9220 ※2 | 7610 ※2 | |
最大作業深さ | mm | 2430 ※2 | 4320 ※2 | |
アタッチメント最小旋回半径 | mm | 2350 | 2380 | |
後端旋回半径 | mm | 2170 | 2170 | |
寸法 | 全長 | mm | 8130 | 7650 |
全幅 | mm | 2650 | 2650 | |
全高 | mm | 3130 | 2960 | |
シュー幅 | mm | 500 | 500 | |
EV上昇量 | mm | 2280 | 2280 |
※1 運転質量はエンドアタッチメントを除きます。
※2 作業範囲はアーム先端のピン位置となります。
4. 価格
SH120LC-7MH 27,100千円(税別、MH仕様、配管無)
SH120LC-7EC 25,500千円(税別、EC仕様、配管無)
5. 販売目標台数
年間100台