住友建機株式会社SUMITOMO

新型ハイブリッド油圧ショベル発売

2017年7月25日

 住友建機株式会社は、特定特殊自動車排出ガス規制(以下オフロード法)2014年基準に適合した新型ハイブリッドショベルSH200HB-7を10月1日に発売します。
 当社のハイブリッド機は、作業性と燃費の両立を狙い、『油圧ショベルを超えたパワフルでスムーズな動き』を実現するアクティブ ハイブリッドショベルであることが特徴です。旋回方法に電動モーター方式を採用、高出力で効率の良いモーターを使用することで、油圧ショベルを超える運動性能と低燃費を実現しました。また、このクラスでは大型の容量0.9m3バケットを標準装備しています。燃費面では、アシスト機構と独自の省エネ制御によって、エンジンの負荷を軽減し、現行のハイブリッドショベルSH200HB-6(特定特殊自動車2011年排出ガス規制に適合)と比較した場合、同じ時間で、かつ同じ作業量を行った際の燃料消費量を14%低減させました(当社試験結果)。安全面では、お知らせ機能付きの周囲監視装置フィールドビューモニター2(FVM2)を標準装備。後方視界270度の状況をモニター表示と音で、安全確認を支援します。

1. 主な製品の特徴

(1)アクティブ ハイブリッドショベル(油圧ショベルを超えたパワフルでスムーズな動き)

電動旋回モーターの優れた電気制御性を生かし、アタッチメント動作に旋回モーターの動力性能をマッチングさせたスムーズな動きを実現。複合操作性を大幅に向上させました。また、キャパシタに蓄えた電気エネルギーを旋回電動モーターへ供給することによって余剰となるエンジンパワーをアタッチメントの動力に利用。同クラスの油圧ショベルを超える容量0.9㎥バケットを標準装備し、作業能力を飛躍的にアップします。

(2)ハイブリッドショベルならではの環境性能

電動旋回モーターにより、旋回ブレーキエネルギーを電気に変換しキャパシタに回収、旋回加速時に再利用することによって、燃費を低減します。さらに、エンジン直結の電動モーターにより発電した電気をキャパシタに充電し、エンジンアシストに再利用。この電気パワーをエンジンの負荷状態に応じて的確にコントロールすることにより、省エネ効果を高めています。

(3)NETIS登録技術「FVM(フィールドビューモニター)」などによる高い安全性能

後方視界270度を見やすい上空視点でモニター表示と音でオペレーターの安全確認を支援にします。
また、独自の操作制御システムにより、通常使わない作業範囲では、レバーの誤操作などによる急激な動きを感知し、自動的にスピードをコントロール。転倒などの危険を大幅に低減します。

2. 発売時期

2017年10月1日

3. 発売価格(税別)

29,600千円

4. 販売目標台数

国内年間 120台

5. 問い合わせ先

住友建機販売(株)営業企画部 TEL 03-6737-2614