(1)省エネ・環境性能
新世代低燃費クリーンエンジン「SPACE5α」と、新油圧システム「SIH:Sα」の融合により、現行機比17%~20%(*3)の燃費低減を達成しています。
- SH250-7 20%低減
- SH330/350-7 17%低減
- SH470-7 18%低減
*3 いずれも同作業量での燃費比較、実際の作業内容によっては異なる場合があります。
- ●2020年燃費基準達成率113% ☆☆☆三ツ星レベルを達成(申請中)
- SH250-7では、JCMASで定める2020年燃費基準を、13%上回る優れた燃費性能を達成し、燃費基準達成率100%以上に与えられる、トップランクの☆☆☆認定を取得(申請中)。
- ●オフロード法2014年基準適合
- 燃焼効率を飛躍的に高め、大幅な低燃費を追求した新型低燃費クリーンエンジン「SPACE5α」と尿素SCRシステムの採用により、排出ガスの大幅低減を果たし、オフロード法2014年基準をクリア。
- ●革新油圧システム「SIH:Sα」
- 現行機にも搭載された燃費低減を追及した油圧システム「SIH:S+」をさらに進化させた革新油圧システム「SIH:Sα」を搭載。フル電子制御油圧ポンプが、作業に合わせたきめ細かい流量制御を実現。スピード、操作性の向上とともに燃費低減に貢献します。
(2)作業性能
掘削や敷き均しなどの作業を自動で判別し、各作業に最適な油圧制御を実現させた住友独自のSSCαや圧力損失を低減する新規大容量コントロールバルブの採用(SH-250-7 / SH330-7)等により、スピード、パワー、柔軟性が思いのままに得られ、作業効率が飛躍的に向上。サイクルタイムのスピードでは3~10%(*4)短縮しています。
- SH250-7 6~7%短縮
- SH330/350-7 3~5%短縮
- SH470-7 9~10%短縮
*4 作業モードにより異なります。
- ●スプールストロークコントロール(SSC)α
- 現行機で搭載したSSCがさらに進化。掘削や敷き均しなどの作業を自動で判別し、各作業状態に応じた最適な油圧制御を実現。
- ●新規大容量コントロールバルブの採用 (SH-250-7 / SH330-7)
- バルブ構造の改良で、内部通路の圧力損失を大幅に低減。単独操作はもとより、複合操作時の作業速度も大幅に向上しました。
- ●ダンプ積み作業性向上
- 旋回時のブーム持ち上げ性向上に加えて、積み込み動作時にも独自の新技術を採用し、積み下ろし(排土)速度を大幅に短縮。ダンプ積み込み作業が、スムーズかつスピーディになりました。
(3)安全・快適性能
270度ものワイドな後方視界をカバーし、安全確認を容易にするNETIS「V登録」の安全システムであるフィールドビューモニター(FVM)を標準装備。スマートフォン並みの高画質で防眩機能を高めた新型モニターの採用により、視認性も格段に向上。優れた運転視界を誇るキャブ室内は超低騒音レベル基準適合(申請中)の優れた静粛性に加え、高機能リクライニングシートを新採用し、さらなる快適性を追及しました。
- ●フィールドビューモニター(FVM:NETIS V登録技術)標準装備
- 住友独自の安全システムで、270度もの後方視界をワイドかつ見やすい上空視点でモニター表示。安全確認を容易にし、作業の安全をサポートします。
- ●新型モニターの採用
- 高画質で防眩機能を高めた新型モニターを採用、モニター視認性を向上させました。
- ●新型オペレータシートの採用
- ハイバックタイプの高機能リクライニングシートを新採用し、オペレータの疲労を低減
- ●コンソール連動アームレスト標準装備
- アームレストはチルト式コンソールの動きに連動。コンソールの角度に関係なく、常にアームレストと操作レバーの距離が一定に保てるため、より快適な操作が可能です。
(4)耐久・メンテナンス性能
独自のEMS(イージーメンテナンスシステム)や各部の耐久性向上により、すぐれた信頼性を確保。またグランドアクセスボディの採用など、日常のメンテナンスにもきめ細かく配慮して、お客様の快適稼動を追及しています。
- ●EMS(イージーメンテナンスシステム)による耐久性・メンテナンス性の向上
- 専用ブッシュにより、連結部の潤滑状態をキープしガタつきを抑え、ブッシュとピンなどのパーツの長寿命化にも貢献。またバケット周りなど連結部各部の給脂インターバルも延長。
メンテナンスの手間も大幅に低減しています。 - ●ブーム&アームの耐久性強化
- 負荷のかかる部分の形状・構造を最適化し、強度と耐久性を向上させました。
- ●DPD不要でイージーメンテナンスを追求
- 現行機にあったDPD(PM除去用フィルタ)がなくなり、排気系のメンテナンスが不要となりました。
- ●点検整備容易なグランドアクセスボディの採用
- 点検機器類を集中配置したことにより、ショベル上部に登ることなく各種点検、清掃などの作業が行えます。