住友建機株式会社(本社:東京都品川区 社長 井手 幹雄)は、特定特殊自動車2014年排出ガス規制に対応する、新型7トン後方超小旋回型油圧ショベル「SH75X-6A(以下新型75X)」を2015年1月より販売開始します。
新型75Xは、優れた燃費を誇る現行機からさらに燃費性能で5%低減、サイクルタイムスピードに代表される作業性能6%向上に加え、キャブ内騒音を8dB(A)低減。また、ますます重要度が高まる安全性能については、NETIS(国土交通省の新技術情報提供システム)にV登録されたフィールドビューモニター(FVM)を標準装備、またROPSキャブも搭載。さらに、特定特殊自動車2014年排出ガス規制に対応する新型エンジンを搭載しており、規制数値をDOC(酸化触媒)のみで達成。新型75Xは、燃費性能、作業性能、安全性能をさらに進化させた新世代後方超小旋回機です。
新型7トン後方超小旋回型油圧ショベルの発売について
2014年10月 8日
1. 製品の主な特長
(1)燃費性能
新世代クリーンエンジン「SPACE5+」(スペースファイブプラス)と、新油圧システム「SIH:S+」(シーズプラス)の融合により、現行比5%の燃費低減を達成しています。さらに、排出ガス後処理装置はDOC(酸化触媒)のみでPM(粒子状物質)を92%低減し、特定特殊自動車2014年排出ガス規制に対応(取得予定)。
- 燃費5%低減(新型75XはAモード、現行機はフルスロットル)
- 2020年燃費基準 ☆☆☆三ツ星レベルを達成
- 特定特殊自動車2014年排出ガス規制(取得予定)
- スロットル一体型モード切替機構
(2)作業性能
機動性を追求した後方超小旋回ショベルにも、すべてを改良した新油圧システム「SIH:S+」(シーズプラス)を採用。エンジンとポンプのマッチングを最適化し、作業スピード、体感できる掘削力に加え、意のままのコントロール性も大幅に向上。現場がはかどる、すぐれた作業性で、より多彩に活躍します。
- サイクルタイム6%向上(新型75XはSPモード、現行機はフルスロットル)
- 旋回操作性・複合操作性の向上
(3)安全性能
230°ものワイドな後方視界をカバーし、安全確認を飛躍的に容易化するFVM(フィールドビューモニター)を標準装備。NETIS V登録の先進安全システムが、作業安全を革新します。また、万一の転倒事故の安全性も想定し、新たにROPS(Roll-Over Protective Structures)対応の安全キャブを採用。オペレータの保護機能も大幅に高めています。
- フィールドビューモニター(FVM:NETIS V登録技術)標準装備
- フルカラーモニター採用
- ISOミラー適合
- ROPS対応の安全キャブ
2. 発売時期
2015年1月末
3. 製品仕様
SH75X-6A
主要仕様
SH75X-6A | |||
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基本 | バケット容量(新JIS) | 0.28m3 | |
運転質量 | 7410kg〈ブレード付7880kg〉 | ||
エンジンメーカー | いすゞ | ||
定格出力 | 40.0kW/2000min-1 | ||
排気量 | 2.179L(2179cc) | ||
寸法 | 輸送時全長 | 5755mm | |
輸送時全幅 | 2320mm | ||
輸送時全高 | 2720mm | ||
クローラ全長 | 2845mm | ||
クローラ全幅 | 2320mm | ||
標準シュー幅 | 450mm | ||
性能 | 走行速度:高速/低速 | 5.1/3.2km/h | |
登坂能力 | 70%(35°) | ||
旋回速度 | 10.4min-1 | ||
バケット掘削力 | 57.0kN | ||
アーム掘削力 | 39.5kN | ||
油圧機器 | ポンプ形式 | 2連可変容量形ピストンポンプ+ギヤポンプ | |
最大圧力:通常/昇圧時 | 24.9MPa | ||
走行モータ形式 | 可変容量形ピストンモータ | ||
駐車ブレーキ形式 | 機械式ロック | ||
旋回モータ形式 | 定容量型ピストンモータ | ||
容量 | 燃料タンク容量 | 120L | |
作動油容量 | 96.3L |
4. 発売価格
10,500千円(税別)
5. 販売目標台数
年間1,000台
6. 問い合わせ先
住友建機販売(株)営業企画部 TEL 03-6737-2614