住友建機株式会社SUMITOMO

CNH Industrial N.V.社との関係強化について

2014年4月28日

住友建機株式会社(本社:東京都品川区:社長 井手 幹雄)は、油圧ショベルの供給先であるCNH Industrial N.V.社(以下、「CNHi社」)と提携関係の強化・拡大のため、あらたに技術供与などの基本事項について合意しましたのでお知らせいたします。

1. 技術提携の目的・理由

住友建機は1992年より20年以上にわたり、CNHi社のCASEブランド向けに7~80トンの油圧ショベルのOEM供給を行っています。
今回新たに住友建機とCNHi社とは、CNHi社が自社販売ネットワークで販売する油圧ショベルに関して、提携関係をさらに強化することで、本日両社で基本合意しました。
具体的には、これまでのOEM契約を継続させ、さらにはCNHi社と13~35トンの油圧ショベルの技術供与契約、主要部品供給契約を新たに締結します。また、契約期間は、長期的に提携関係を継続・強化するため、7年間の契約としました。これによりCNHi社は、これまで通り住友建機製品のOEM供給を受けるとともに、2016年半ばから自社工場において住友建機の技術を生かした製品を生産し、自社の販売網にのせて全世界の市場に販売します。
住友建機とCNHi社の関係は、今回の契約により両社のシナジーを追求した新たなステージへと発展します。両社は良好な関係を維持・強化しつつ、激化する世界の建設機械市場での勝ち残りを図ります。
油圧ショベル市場においては、排ガス規制への対応に加え、油圧ショベル自身の性能・燃費のさらなるイノベーションの追求、また情報化施工時代を先取りする新たな技術の取り込みなど、開発においても競争は激化しています。住友建機の持つ優れた燃費性能及び操作性能などの高い製品開発力、商品力を軸に、両社はシナジー効果を最大限に引き出すことで、共にそれぞれの事業の発展、成長を目指します。

2. 契約内容の要旨

(1)契約合意日  2014年4月28日

(2)内容

  • OEM供給期間の継続
  • 油圧ショベル製造における主要技術(部品図面や生産技術など)の供与
  • コアパーツ(油圧部品ほか)などの供給

(3)当事会社の概要(2014年3月31日現在)

(1)商 号 住友建機株式会社 CNH Industrial N.V.
(2)事 業 内 容 建設機械(油圧ショベル、道路機械)の製造、販売およびサービス 農業機械、建設機械、商用車、特装車および各種エンジンの製造、販売およびサービス
(3)設立年月日 1986年10月 2013年9月
(フィアットインダストリアル社とCNHグローバル社が合併)
(4)本店所在地 東京都品川区大崎二丁目1番1号 Cranes Farm Road Basildon, Essex SS14 3AD United Kingdom
(5)代表者 代表取締役社長 井手 幹雄 CEO 兼 建機事業責任者
Richard Tobin
(6)決算期 3月31日 12月31日
(7)大株主及び
持株比率
住友重機械工業株式会社 100% Exor S.p.A 27.2%
(8)売上高 1,174億円
(住友建機グループ 2012年度)
25,778百万ユーロ(2013年度)