住友建機株式会社SUMITOMO

33トン新型マテリアルハンドリング機の発売について

2013年11月19日

住友建機株式会社(本社:東京都品川区 社長 井手 幹雄)は、5月に発売した特定特殊自動車2011年排出ガス規制適合の25トン マテリアルハンドリング機(SH250-6MH)に続き、33トン マテリアルハンドリング機(SH330LC-6MH)を発売します。
30トンクラスは、25トンクラスに次いで需要の高いクラスであり、住友建機では製品ラインアップを増やして、お客様のニーズに応えていきます。

住友建機のマテリアルハンドリング機は、ロングブーム・ロングアームを採用し、アーム先端部にマグネットやグラップル等を装着することで、大量のスクラップを短時間に効率良く扱うことが出来る機械です。作業状態が見やすいようにキャブがエレベーター式に昇降し、最適な作業ポジションを得ることができます。キャブは作業中も揺れを抑えるように設計され、安全、安定した作業が可能です。新型機は特定特殊自動車2011年排出ガス規制に適合し、経済性をあらわす燃費で従来機比10%低減、作業性をあらわすサイクルタイムで4%短縮させ、さらに作業性能、安全性能を見直した最新の機能を搭載しています。

1. 製品の主な特徴

(1) 基本性能

  • 従来のタッチパネル式リフティングマグネットモニターをフルカラーモニターに内蔵しています。
  • マグネットモード時でも使えるオート / ワンタッチアイドルを搭載し燃費低減に貢献します。

(2) 作業性能

  • 吸着(弱)スイッチの採用により弱磁力での吸着操作が可能。余分なスクラップの吸着を抑制し、仕分け作業の効率化に貢献します。
  • マグネット制御盤を従来機比50%に小型化したことにより安全上不可欠な昇降通路を確保しています。
  • ブーム・アームの改良により、お客様からご要望の強かった、従来機ではあと少し届かなかった領域である最奥部や手前作業などの作業性を向上させ、広い作業範囲を実現しました。
  • 後端(カウンターウェイト)旋回半径を標準機同等の半径にし、実質作業半径を広くしました。

(3) 安全性能

  • 当社独自のFVM(フィールドビューモニター)を標準装備。270度の広角と上空からの俯瞰画像により安全確認が容易にできます。カメラは切替が可能で夜間も見やすいモニター画像を実現しています。

2. 発売時期

2013年11月19日

3. 製品仕様

 

  SH330LC-6MH
  マグネット仕様 グラップル仕様
  12.7m 14.2m 12.5m 14.0m
運転質量 Kg 46400※1 46100※2 43400※3 43800※3
定格出力 Kw/min-1 198 / 1900 198 / 1900
マグネットサイズ mm Φ1570 Φ1370
使用定格   60%ED
発電機出力 KVA 20
マグネット能力(嵩比重1.3)冷時 Kg 1250 920
クイックヒッチ  
作業範囲 A 最大作業半径 mm 12730※4 14240※4 12500※4 14010※4
B 最大作業高さ mm 11480※4 12830※4 13500※4 14840※4
C 最大作業深さ mm 6430※4 7320※4 5560※4 6540※4
D フロント最小旋回半径 mm 2510 2770 2490 2770
E 後端旋回半径 mm 3550 3550
寸法 F 全 長 mm 11700 12830 11700 12830
G 全 幅 mm 3200 3200
H 全 高 mm 3350 3550 3350 3550
I シュー幅 mm 600 600
J EV上昇量 mm 2800 2800

※クイックヒッチ取付時のマグネットサイズはΦ1370
※1:マグネット仕様の運転質量はΦ1570マグネットを含みます。
※2:マグネット仕様の運転質量はΦ1370マグネットを含みます。
※3:グラップル仕様の運転質量はエンドアタッチメントを含みません。
※4:マグネット仕様の作業範囲はマグネット中心、グラップル仕様の作業範囲はアーム先端ピン位置となります。

4.価格

50,990千円 (税別、Φ1570マグネット付き)

5.販売目標台数

年間20台

以上