(1) 基本性能
- 標準機比7%の燃費を改善、さらに燃料タンクを従来機比20%アップしたことにより、給油サイクルを延長することができ、長時間運転が可能となりました。また電動燃料給油ポンプをオプション装備し、現場での面倒な給油作業をサポートします。
- ブレードの持ち上げ量を従来機比80mmアップし、林業現場での走行性能を改善しました。
(2) 作業性能
- 当社独自のオートアクティブソーモード※を標準装備、オートソー切替スイッチをONにするだけで、H/Aモード選択時に、チェーンソー操作のみSPモードに自動で切り替わります。これにより木材ハンドリングは燃費の良いH/Aモードで、チェーンソーは最高回転で使用でき、作業効率向上と燃費改善の両立が可能となりました。
- クラス最大の送材力を持つフィンランド・KESLA社の油圧ストローク式ハーベスタ、クラストップレベルの送材速度を持つ同社のローラ式ハーベスタをラインアップ。立木の伐採、枝払い、測尺、玉切作業まで1台で可能で、造材作業の作業効率向上に大きく貢献します。
- 木材グラップル仕様機にオプションとして、プロポーショナルスイッチを装備。アタッチメントのペダル操作をレバーに取り付けられたスライドスイッチで指先操作出来るようにしたもので、ペダル操作より疲れにくく、傾斜地での操作も容易になります。
(3) 安全性能
- 当社独自のFVM(フィールドビューモニター)を標準装備。270度の広角と上空からの俯瞰画像により安全確認が容易にできます。カメラは切替が可能で夜間も見やすいモニター画像を実現しています。また、カメラの破損を抑える専用ガード装着により耐久性も向上しました。
- 作業時の誤操作防止として、バケットシリンダロック機能をオプション装備。ハーベスタがキャブに近づき過ぎることを防ぎ、安全に作業をすることが可能です。
- FOPS規格対応ヘッドガード(オプション設定)装備など高剛性のキャブを搭載、万一の転倒の際にもオペレーターを守ります。
※オートアクティブモード
オートソー切替スイッチをONにするだけで、通常の木材ハンドリング送材時は燃費を重視してエンジン回転は抑えて(A~Hモード)使用し、チェーンソー使用時はエンジンが自動的に最高回転(SPモード)に上昇することが出来る機構。【特許出願中】
