住友建機株式会社SUMITOMO

株式会社 リーヴフォレスト(大分県)

LEAVE THE FOREST
次の世代に森を残す

株式会社リーヴフォレストは、大分市で3年前に創業された新しい会社である。社員数は、社長を含め現場系5名、事務員1名の計6名で構成され、平均年齢は32歳と若さあふれる企業だ。業務内容は、間伐を主体に大分県全域と福岡県南部地域を施業エリアとして、昨年度の素材生産量は約9,000㎥。保有機械は、SH75X-6A KESLA 20SHmkII、SH75X-6A グラップル、SH135X-7フェラバンチャーの3台で、すべて住友建機製で揃えていただいている。


 

信頼できる機械との出会い

代表取締役 児玉 公博様

 ホテルマンという全くの異業種からキャリアをスタートされた児玉公博社長が、大野郡森林組合の「緑の雇用事業」を通じて林業に携わり十余年、その間ご苦労されたことなども含めて色々お話を聞くことができた。
「大分県の林業関係者は法人個人あわせて100社ほどあると聞いています。そして、その90%は皆伐専門で仕事をされていて弊社のように間伐主体の会社は少ないそうです。ただ、間伐といっても、5~15ha位の広い現場が多く、その箇所数も多いので高性能林業機械の導入は必然でした。」

 現在所有されている林業機械をすべて住友建機製とのことでその選定理由をお伺いした。
「以前勤務していた会社で、住友以外のベースマシンにKESLAがセットされた車輌に乗っていましたが、相性が良くないのかしょっちゅうオーバーヒートしました。30分稼働させては20分冷ますといった作業効率の悪いものでした。それでもKESLAのハーベスタによる作業は測尺も正確だし、速さよりも一本ずつ確実に、きれいに造材できるので間伐には最適です。ある時、住友ベースの機械で作業する機会があり、夏場の過酷な条件にもかかわらず、朝から晩までオーバーヒートすることなく稼働させることができました。その時は本当に感動しました。住友とKESLAの相性は最高です。その日から住友機への信頼が始まりました。」

将来の展望

「林業は、美しい森の中で自然とふれあい、それを守っていくやりがいのある仕事です。しかし、仕事の内容に見合った労働条件を整えられていないのが現状で、週休二日制の導入や社員の年収のアップなど、労働環境を整えていきたいと思っています。作業効率の向上のため、高性能林業機械がますます重要な要素になっていくと考えています。」


レポート:大分支店 鮫島 圭介