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ニュースリリース

新型油圧ショベルの発売について

2017年7月25日

 住友建機株式会社は、特定特殊自動車排出ガス規制(以下オフロード法)2014年基準に適合した油圧ショベル5機種を9月から発売します。
今回発売する油圧ショベルは、標準機12トン、20トンの2機種、後方超小旋回機12.5トン、13.5トン、23.5トンの3機種です。尿素SCRシステムを採用することによりNox(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の排出量を大幅に低減し、オフロード法2014年基準をクリアしました。 新型低燃費クリーンエンジン「SPACE5α」(スペースファイブアルファ)に加えて、住友独自の新油圧システムである「SIH:Sα」(シーズアルファ)の採用により、スピード作業と低燃費を高次元で両立させることを可能にしました。 また作業に応じた最適油圧制御を行う住友独自のSSC(スプールストロークコントロール)もさらに進化させ、燃費については今回発売の代表的機種であるSH200で当社現行機比15%の低減(*1)を達成、作業スピードもサイクルタイムを7~8%短縮(*2)し、作業効率も飛躍的に向上しました。
 安全性能では、定評ある後方安全確認支援装置フィールドビューモニター(FVM)を進化させた、FVM2を標準装備する計画です。FVM2は、後方270度(後方超小旋回機は230度)をモニターで確認できる従来の機能に加え、機械周辺の人の形を認識して人が居ると判断した場合に、モニター画面への表示と音でオペレーターにお知らせする装置です。
 また、情報化施工に対応した2Dマシンガイダンス(2DMG)、2Dマシンコントロール(2DMC)
をSH200-7にオプション設定しました。3Dへのアップグレードもできます。

  1. *1 同作業量での燃費比較(SH200-7 Hモードvs SH200-6 SPモード比)
    実際の作業内容によっては異なる場合があります。
  2. *2 作業モードにより異なります。

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SH200-7

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後方超小旋回機 SH235X-7

1. 製品の主な特長

(1)省エネ・環境性能

新世代低燃費クリーンエンジン「SPACE5α」と、新油圧システム「SIH:Sα」の融合により、現行機比8%~15%(*3)の燃費低減を達成しています。

  • SH120-7         8%低減
  • SH200-7、SH235X-7 15%低減
  • SH125X-7 / 135X-7  12%低減
  1. *3 いずれも同作業量での燃費比較、実際の作業内容によっては異なる場合があります。
2020年燃費基準達成率100% ☆☆☆三ツ星レベルを達成
全モデル、JCMASで定める2020年燃費基準を100%達成し、燃費基準達成率100%以上に与えられる、トップランクの☆☆☆認定を取得しています。
オフロード法2014年基準適合
燃焼効率を飛躍的に高め、大幅な低燃費を追求した新型低燃費クリーンエンジン「SPACE5α」と尿素SCRシステムの採用により、排出ガスの大幅低減を果たし、オフロード法2014年基準をクリア。
革新油圧システム「SIH:Sα」
現行機にも搭載された燃費低減を追及した油圧システム「SIH:S+」をさらに進化させた革新油圧システム「SIH:Sα」を搭載。フル電子制御油圧ポンプが、作業に合わせたきめ細かい流量制御を実現。 スピード、操作性の向上とともに燃費低減に貢献します。

(2)作業性能

掘削や敷き均しなどの作業を自動で判別し、各作業に最適な油圧制御を実現させた住友独自のSSCαや圧力損失を低減する新規大容量コントロールバルブの採用(SH-200-7 / SH235X-7)等により、スピード、パワー、操作性が思いのままに得られ、作業効率が飛躍的に向上。 サイクルタイムのスピードでは同等~9%(*4)短縮しています。

  • SH120-7     2~3%短縮
  • SH200-7     7~8%短縮
  • SH125X/135X  現行機と同等
  • SH235X-7     7~9%短縮
  1. *4 作業モードにより異なります。
スプールストロークコントロール(SSC)α
現行機で搭載したSSCがさらに進化。掘削や敷き均しなどの作業を自動で判別し、各作業状態に応じた最適な油圧制御を実現。
新規大容量コントロールバルブの採用 (SH200-7 / SH235X-7)
バルブ構造の改良で、内部通路の圧力損失を大幅に低減。単独操作はもとより、複合操作時の作業速度も大幅に向上しました。
ダンプ積み作業性向上
旋回時のブーム持ち上げ性向上に加えて、積み込み動作時にも独自の新技術を採用し、積み下ろし(排土)速度を大幅に短縮。ダンプ積み込み作業が、スムーズかつスピーディになりました。

(3)安全・快適性能

フィールドービューモニター2(FVM2)。標準機は270度(後方超小旋回機は230度)ものワイドな後方視界をカバーし、機械周辺に人の形を認識して人が居ると判断した場合に、モニター画面への表示と音を2段階でオペレーターに知らせます。他にもスマートフォン並みの高画質で防眩機能を高めた新型モニターの採用により、視認性も格段に向上。 優れた運転視界を誇るキャブ室内は超低騒音レベル基準適合の優れた静粛性に加え、高機能リクライニングシートを新採用し、さらなる快適性を追及しました。

新型モニターの採用
高画質で防眩機能を高めた新型モニターを採用、モニター視認性を向上させました。
新型オペレータシートの採用
ハイバックタイプの高機能リクライニングシートを新採用し、オペレータの疲労を低減
コンソール連動アームレスト標準装備(SH120-7/SH200-7のみ)
アームレストはチルト式コンソールの動きに連動。コンソールの角度に関係なく、常にアームレストと操作レバーの距離が一定に保てるため、より快適な操作が可能です。

(4)耐久・メンテナンス性能

独自のEMS(イージーメンテナンスシステム)や各部の耐久性向上により、すぐれた信頼性を確保。 またグランドアクセスボディの採用など、日常のメンテナンスにもきめ細かく配慮して、お客様の快適稼動を追及しています。

EMS(イージーメンテナンスシステム)による耐久性・メンテナンス性の向上
専用ブッシュにより、連結部の潤滑状態をキープしガタつきを抑え、ブッシュとピンなどのパーツの長寿命化にも貢献。またバケット周りなど連結部各部の給脂インターバルも延長。
メンテナンスの手間も大幅に低減しています。
ブーム&アームの耐久性強化
負荷のかかる部分の形状・構造を最適化し、強度と耐久性を向上させました。
DPD不要でイージーメンテナンスを追求
現行機にあったDPD(PM除去用フィルタ)がなくなり、排気系のメンテナンスが不要となりました。
点検整備容易なグランドアクセスボディの採用
点検機器類を集中配置したことにより、ショベル上部に登ることなく各種点検、清掃などの作業が行えます。

2. 希望小売価格(税別)

  • SH120-7   15,200千円
  • SH200-7   23.300千円
  • SH125X-7   16,200千円
  • SH135X-7   17,000千円
  • SH235X-7   27,000千円

3. 販売目標台数

  • 年間1,500台(標準機2機種合計)
  • 年間1,500台(後方超小旋回機3機種合計)