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ニュースリリース

2003年3月19日

新型アスファルトフィニッシャー
「タックペーバHTP60W」新発売

住友建機株式会社(本社 品川区北品川 社長 谷口博保)は、乳剤散布装置付き新型ホイール式アスファルトフィニッシャ「HTP60W」を開発し、この度1号機を日本鋪道株式会社様に納入しましたので、お知らせ致します。

*タックペーバはタックコート(乳剤)を散布する機能を持ったアスファルトフィニッシャ(ペーバ)という意味合いです。


1.概要

最近の道路舗装には、雨天時の走行安全性やタイヤ路面騒音の低減が求められています。このような背景で、排水性舗装(*1)、砕石マスチック舗装(*2)などの舗装が加速的に普及しつつあります。こうした舗装は、耐久性向上の観点から下層との付着が重要です。

従来の施工法では、乳剤散布車により接着用の乳剤を散布し、その後、アスファルトフィニッシャを用いてアスファルト混合物を舗設します。この混合物は、ダンプトラックにより供給されます。この方法では、次のような問題がありました。

  1. 乳剤散布車が早い速度で走行するため安全確保が必要である
  2. 散布したアスファルト乳剤が分解するまで混合物を舗設できない
  3. 分解した乳剤上をダンプトラックが走行するため接着性能が低下する

この度開発した「HTP60W」は、乳剤散布装置を装備したアスファルトフィニッシャです。これにより、乳剤散布車を使用せずに、舗装の直前で加熱した高付着型の乳剤を効率良く散布し、アスファルト混合物を強力に接着させることができます。ダンプトラックのタイヤに付着した乳剤が、隣接路面を汚すこともありません。
さらに「HTP60W」は、クローラ式のアスファルトフィニッシャの実績を基に、乳剤散布装置等にも改良を加えた、初のホイール式の乳剤散布装置付きアスファルトフィニッシャであります。このため、より小型の工事にも使える、機動力が高く扱い易いです。

*1 排水性舗装
・水はね,水しぶきの低減により路面視認性が大幅に向上します。
・ハイドロプレーニング現象の発生防止になります。
・骨材の空隙に吸音されるため、タイヤによる路面騒音の発生防止になります。

*2 砕石マスチック舗装
最低粒径の大きい粗骨材を使用し、アスファルト混合物に植物性繊維を混ぜたものからなる舗装で,たわみ性や水密性,対流動性に優れる舗装です。

2.特長

  1. 施工時間の短縮化
    乳剤を養生するための待ち時間を解消したことにより、施工時間の大幅な短縮化を実現しました。

  2. 工事の安全性向上
    乳剤散布車の後進作業が不要になり、工事現場での安全性が飛躍的に向上しました。

  3. 舗装の品質向上
    乳剤を舗装直前に散布するため、ダンプトラックのタイヤに乳剤が付着することによる剥がれがなく、舗装精度が向上しました。

  4. 周辺環境の保全
    ダンプトラックのタイヤに乳剤が付着しませんので、乳剤が周辺へ飛散することなく、環境の保全がはかれます。

  5. 機動性の向上
    ホイール式ですので、より小型の工事にも使える、機動力が高く扱い易いです。

  6. 操作の簡易化
    乳剤積み込み、散布、洗浄、抜き取りをシステム化したことによりパネルでの操作が可能となり、施工前後の効率が大幅にアップしました。

  7. 乳剤散布量の少量化
    改良型間欠散布方式採用により、散布量の少量化を実現しました。

3.発売日

2003年3月18日

4.販売目標台数

年間 12台

5.価格

67,000千円(標準仕様)

6.主要諸元

(1)諸元 総質量 17,200Kg
全長 7,240mm
全幅 2,900mm
全高 2,800mm
(2)舗装性能 舗装幅 2.5〜4.75m(オプション6.0m)
舗装速度 2.0〜16.0m
(3)回送速度 最高 9.0Km/h
(4)乳剤散布装置 乳剤タンク 2,000L
ノズル径 1.6mm
(5)スクリード TV式3スクリード
(6)その他 低騒音、排ガス規制基準をクリア
車検取得可能

7.問い合わせ先

道路機械営業部  03-5421-8532

以上